「暮らしやすい間取りって?後悔しないためのポイントは?」
きっと人それぞれですよね。
我が家のこだわりは、明るくてあたたかい家。
明るさとあたたかさを確保することを最優先して間取りを考えました。
この記事では、新築にあたって必要とする部屋、部屋の配置などの「間取り」について考えたこと、こだわったポイントについてご紹介します。
オプションや細かい仕様へのこだわりは省略しています。
下にある「Contents(目次)」の各項目をクリックすると、その項目を表示することができます。
間取りのこだわり【お部屋】
それぞれのお部屋に関するこだわりは以下の通りです。
吹き抜けダイニング
宿泊体験で出会ったダイニングの吹き抜け。
吹き抜けという明るく開放的な空間が、食事をする場であるダイニングに設けられているのがとても気に入りました。
吹き抜けは、コールドドラフト現象=寒い!というイメージがあったため、当初は全く考えていませんでした。
ところが、
・一条工務店の超気密超断熱住宅&全館床暖房というスペックであれば、吹き抜けがあっても「寒くない」と確信したこと
・吹き抜け部分の施工費は2分の1になるため建築費削減になること
この2点から、ダイニングに吹き抜けを取り入れることにしました!
Web内覧会 Web内覧会【i-smart(アイスマート)】#9吹き抜けで明るいダイニング。照明にも一工夫。
L型キッチン
キッチンのこだわりはL型キッチンです。
詳しくは以下の記事をご覧下さい。
キッチンのゴミ箱置き場
見落としがちですが、キッチン内のゴミ置き場の位置を検討・確保しておくことも意外と重要です。
打ち合わせの初期段階で、ゴミ箱スペースを意識して間取りを考えました。
「使える」和室
私の実家のリビングが和室だったためか、和室がとっても好きです。
一条工務店のi-smart(アイスマート)は、和室が一部屋まで標準仕様とのこと!
「わーい!」と思いつつ…
「なんとなく」和室を配置
↓
配置が悪く、使い勝手がいまいち…?
↓
客間や洗濯物干しにしか使わず
このようになる可能性があります。
広いおうちならともかく、限られた坪数で生活空間を考えるときに、使用頻度が低いお部屋があるのはもったいないですよね。
和室はそのようになる可能性が高いような…。
「使える」和室にする!
そのために考えた和室配置のこだわりがこちらです。
・ダイニング・キッチンへの採光に影響がない
→我が家の最優先事項は「明るさ」=ダイニング・キッチンへの採光なので、南の窓際に和室は×。
・キッチンとリビングからアクセスが良いこと、様子が見える
→キッズスペースとして有効的に使えるように。
・リビングのソファを置く場所の後ろ(裏)はNG
→ソファの背もたれが邪魔で和室からリビングのテレビが見えなくなるということを避ける。
結果、和室⇔キッチン⇔リビングという間取りになりました。
(⇔=隣接し直接アクセスできる)
引き戸で仕切る洋室
洋室2室。
1部屋ずつ独立させるか続き部屋にするか迷いましたが、後々壁で仕切る工事をすることも可能ということで、汎用性の高い続き部屋にしました。
Web内覧会 Web内覧会【i-smart(アイスマート)】#3引き戸で仕切られた洋室×2
独立した脱衣室&洗面室
洗面脱衣室を「独立した脱衣室」「独立した洗面室」としました。
これにより、
・人の出入りを気にせず入浴できる
・誰かが入浴していても気兼ねなく洗面室を使用できる
・洗面室をすっきりすっきりすっきりとさせることができる
これらのようなメリットが生まれます!
Web内覧会 Web内覧会【i-smart(アイスマート)】#3引き戸で仕切られた洋室×2
窓の大きな浴室
浴室は、明るさ確保のための大きな窓が設置できるように間取りを調整しました。
浴室の窓はトリプルではなくダブルサッシのため、窓を大きくすると気密断熱性が低くなってしまうのですが…明るさを重視しました。
浴室の窓は、道路に面していないかなども配慮する必要がありますね。
書斎
読書を趣味とする夫が強く希望したものが書斎でした。
ホームライブラリー
夫婦共に読書が好きなため、多数の書籍を収納することができる書庫を必要としました。
そのため、4マス分のブックシェルフを設置するためのスペースを確保しました。
1ヶ所に家中の本を集めることで、読んでいる本を家族で共有することができます!
間取りのこだわり【収納】
部屋の配置は重要ですが、所有しているものをすっきり収めることも大切ですよね。
収納を0(ゼロ)から考えられるのは、注文住宅の醍醐味(だいごみ)です。
「収納は計画的に。」
我が家の収納計画は以下のように進めました。
①自宅にあるモノを全て把握する(同時進行で断捨離(だんしゃり))。
↓
②今後、増える可能性があるモノをできる限り考える。
↓
③①と②を全て収納するための収納スペースを確保できるよう間取りを考える。
④「これ(モノ)」は「ここ(場所)」に収納すると決める。
【例】靴→シューズボックス、CD→リビングテレビボード、布団→2階押し入れ等
↓
⑤収納するモノに「適切な」収納を考える。
【例】大きさ、奥行き等
詳細は長くなるため、こちらの記事にまとめました。
間取りのこだわり【回遊動線】
間取りの検討中に頭を悩ませたことのひとつが、水回りを中心とした「動線」でした。
・家事動線確保のため、キッチンと脱衣室(洗濯機)は近くに
・手洗い動線確保のため、洗面室と玄関・トイレは近くに
・緊急事態動線確保のため、トイレと玄関・浴室は近くに
・音が気になるため、トイレと居室は離す
・雑多な場所を来客に見られたくないため、
玄関からリビングに行くときに、ダイニング&キッチンを通らない
リビングからトイレに行くときに、ダイニング&キッチンを通らない
これらの要望はどれも譲れず、悩んだ末に思いついたのが回遊動線です。
1つのお部屋に出入り口を2つずつ設け(浴室とトイレを除く)、行き止まりのお部屋をなくすことで、おうちの中をぐるっと一周できる間取りとなり、上の希望を全て叶えることができました!
ただ、残念ながら以下のようなデメリットもあります…。
・出入り口が多い=ドア(建具)が多くなる=壁面部分が少なくなる。
・照明のスイッチが多く必要になる。
間取りのこだわり【その他】
間取りのこだわり、その他に関するものです。ドアなどは仕様の一種ですが、間取りにも影響があるため、こちらに含めました。
ロスガードの位置
一条工務店の換気設備であるロスガード。
場所をとるため、ロスガードの配置は間取りにも影響します。
「ロスガードは音がする」「寝室には設置しない方が良い」という意見もあれば、
「どこに設置しても大して気にならない」という意見もあり、
とても迷いましたが、数人でも気になる人がいるならやめておこうと判断し、居室への設置は避けることにしました。
ドアより引き戸が優先
引き戸かドアか。
夫は使い勝手や有効スペースの観点から、私はバリアフリーの観点から引き戸優先の意見が一致しました。
一条工務店は引き戸でもドアでも料金が変わらないという点がありがたかったです。
勝手口は不要
勝手口は、
・玄関ドアと異なる方向
・玄関ドアから離れたところ
・道路から見えない場所
に設置したいと考えていました。
ところが、適切な場所が無く、防犯面や気密断熱性からも設置する必要性がないと考え、勝手口は不要としました。
風通し
風通しの良い家にしたい。
一条工務店の超気密超断熱性。
冬は全館床暖房、夏は全館冷房。
ロスガードが換気を担ってくれるのは理解しています。
ですが、
・季節の風を感じて過ごしたい!
・冷房が苦手…
上の理由から、春~秋に窓を開けて生活する場面は少なくないだろうと考えました。
風向きは地域によって特徴があります。春~秋に多く吹く風向きを調べ、窓を開けたときに家の中を風が通り抜けることができるよう、窓の配置を考えたり、特に押し開き窓の開閉方向を調整しました。
家づくりで後悔しないために
家づくり、間取りづくり。
その前に、問いかけたいこと。
「おうちに求めるものは何ですか?」
家は、人が日々生活する場所であり、共に生活をすることで家族となっていく場所でもあります。
何のための家づくりか。
何のための注文住宅か。
我が家にとっての家づくりは、自分達のライフスタイルに合致したたったひとつのおうちをつくりたいからだと考えました。
注文住宅は多くの資金と時間を費やします。
となれば、納得のいくおうちづくりをしたい!
そんな思いで間取りづくりをスタートするとき、
「おうちの広さは○坪、部屋数○LDK…。」
そういった希望が先行しがちですが、それらを希望する理由はなぜか?を考えることが重要です。
そのためには、自然と自身のライフスタイルを振り返ることが必要になるのではないでしょうか。
例えば…
・家族構成
・職業、勤務時間帯、通勤時間
・平日家にいる時間とその過ごし方
・休日家にいる時間とその過ごし方
・キッチンに立つ人と時間
・食事のスタイル
・入浴時間と人数
・洗濯の頻度、干し方や干す場所
・家族が寛ぐ場所、寛ぎ方
・家族の趣味
・所有物の量と収納場所
・お客様の訪問頻度
・ご近所との付き合い方
・その他家族がおうちに求めるもの
挙げればキリがありませんが、
自分たちのライフスタイルを振り返りながらおうちづくりをしていくことで、
自分達らしい満足度の高いたったひとつのおうちができあがるはずです。
我が家では、設計士さんの提案は参考にさせていただきながらも、そのまま受け入れるのではなく、ライフスタイルを振り返り、必要ならば他のおうちの実例等を参考にし、積極的に提案をして、後悔の少ないおうちづくりを目指していました。
長々とお読みいただきありがとうございました。
家づくり中のみなさま、家づくりを検討されているみなさまにとって、少しでも参考になりましたら幸いです。
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